9月8日(金)
昼、大久保のマレーシア料理「マハティール」でランチ。
通常のランチセット(バクテー、ラムのスープ、チキンカレー、オクラのニョニャ炒めなどのメインを1品チョイスし、食べ放題の各種副菜と合わせて680円)をオーダーせず、「ペナン・ラクサ」が食べられるか、わがままをいってみたら、店のシェフであるオバチャンは快諾。
ペナン・ラクサについては秀逸なレポートもあるので、コレをご覧いただければ概要がつかめる。
マレーシアの酸っぱ辛い魚ダシの汁麺だ。
完全に韓国製と思われる器に入っているのでチゲみたいだが、ペナン・ラクサである。
スープは酸味が利いて、チキンやビーフ、ポークのダシとは違ってアッサリ、しかも辛い。暑い季節にピッタリの味わいだ。魚の破片やつぶしたトマトが入っている。魚やカニで作る南インドのスープカレー、ノンベジ・ラッサムにも似た風味だ。
具材はキュウリ、赤ピーマン、レタス、タマネギなどの野菜のスライス。パイナップルのスライスも入っていて、スープの隠し味にもなっている感じがする。
麺はスパゲティのようなものを使用している。他の日本のマレーシア料理店でも、炒め麺にスパゲティを使っている店があった。
ラクサをメインに副菜をあれこれつまむ。
上は左が厚揚げと揚げ卵、キュウリの和え物。チリソースをつけていただいた。右はカボチャやナスの煮物。一見日本の煮物みたいだが、ココナッツが利いている。下左は炒め麺。右は焼いた揚げや高奈風の漬け物入りチャーハン。どれもなかなかイケる。
すっかり韓国や中国の料理店が大半を占めてしまった大久保だが、貴重なマレーシア料理の名店だ。運がよければ「ロティ・チャナイ」という珍しい東南アジアのインド料理も食べられる。
★日記を書いているときのBGM:RAMATAMのデビューアルバム(1972年。トム・ダウドがプロデュース)。美人で凄腕の女性ギタリスト、エープリル・ロートンのプレイがとにかく聞き物だ(彼女はその後、無理解な音楽業界に嫌気が差しグラフィックデザイナーに転向。何となくシンパシーを感じる話だ)。