マサラ日記     previous«  »next

8月24日(木)           

 朝、静岡の生シラスをご飯にのっけて食べる。これがバカウマ。こういう日本的な食事は大好きだ。

 午前中、仕事で板橋の大山商店街へ。鮮度と品揃えがいい魚屋、良質な肉屋、おいしそうな惣菜の店などが多い。活気のある商店街はいいものだ。

 新宿御苑のインド料理店でランチブッフェ。

 ワイルドな作りの料理が多い。この店のチキンチリという辛めの赤いカレーはなかなか印象的だ。総じてベースになっているのは北インドのイスラム料理だろう。

 ここのランチには「マハラジャ焼きそば」なる変わった一品がある。単にターメリックで色付けした焼きそばなのだが、妙に心に残る。

 写真前方はタマネギのかき揚げ、オニオンパコラ。アジョワンシードが入って、いかにも北インドの田舎味。グリーン・チャトニがあれば最高だろう。油はもう少しいいものを使っていただきたい。
 後ろは焼きそばの上にひよこ豆のカレー、チャナ・マサラをかけたもの。
 このチャナ・マサラ、タンドゥーリ・チキンに使う食紅が使われている可能性大。
 タンドゥーリ・チキンの浸け込み液(タンドゥーリ・マサラなどともいう)をカレーに入れる手法はありだが、この場合、チャナはベジタリアンのカレーだからチキンを漬ける前の液を入れないと反則になる。もちろんそうした点は遵守されているとは思う。

 インドにも焼きそばはある。チョウミェンなどという名前で、カルカッタなどでは屋台のメニューにもなっている。味つけはインドのスパイス風味ではなく、インド式中華が普通。当然のように豚肉が入ることは皆無で、たいていはベジタリアンバージョンになっている。

 夜は豚肉のバジル炒めライス。われながら、夏場のわりに連日パワフルなものを食べている感じ。

★日記を書いているときのBGM:レッド・ホット・チリ・ペパーズ『STADIUM ARCADIUM』