マサラ日記     previous«  »next

8月20日(日)           

 阿佐ヶ谷で料理教室。

 メインはバターチキン。dancyu7月号のカレー特集でもバターチキンのおいしい店が個別に紹介されるなど、日本でたいへん人気の高いメニューである。
 私のレシピだと、日本のほとんどのインドレストランのバターチキンとは違った味わいの一品になる。本日もそう。酸味がきいてあっさりしていた出来映え。

 個人的に特に気合の入ったのがオニオンプラオというご飯。ギーで揚げ炒めしたフライドオニオンがたっぷり入ったバスマティライスの炊き込みご飯で、狙い通り、デリーあたりのムスリム食堂で出される味わいに仕上がった。参加者のおひとりに「パキスタンを思い出しました」といっていただいたのが、何よりうれしいコメント。
 
 私が自作したダール・タルカでもフライドオニオンがその底力を発揮した。独特のコクと香りがこれまたイスラーム世界を感じさせてくれた。

 北インドものが続いた中、異彩を放っていたのがマサラドーサの中味になるマサラ。ジャガイモの香味炒めだ。南インドっぽさを感じていただけたとすれば幸いである。

 他にはチャット・マサラをきかせた野菜サラダ、カチュンバル。チャイなど。

 終了後、家に帰って冬瓜の煮物、ぬか漬けなどを食べ、ルーマニア家庭料理のウルルンを観る。おいしそうなメニューが多かった。

★日記を書いているときのBGM:ボリウッドのバングラ歌手、KAILASH KHERの『KAILASA』。