マサラ日記     previous«  »next

8月3日(木)           

 昨日、白いカレーについて書いたら、北海道以外にも白いカレーを看板にしている飲食店があるという情報をいただいた。

 昨日の繰り返しになるけれども、私自身はカレーが白くても別段驚かないが、一般的には相当珍しいらしく、そうした店にも取材等は多いらしい。

 北海道の白いカレーがニュースになっていたのは、北海道=スープカレーという前フリもあったからだと思う。「スープカレーで有名な北海道から今度は白いカレーが登場」で、さらにインパクトは倍増だ。

 今回の亀田選手の試合並みに(?)、私の周りではスープカレーへの評価が以前から大きく分かれている。総じてエスニックなカレーを国内外で食べまくってきた方たちからは不評で、「どこで食べてもおいしくない」という意見が圧倒的。有名な某店にしてもトムヤムクンのようだといった意見がある。

 私が思うのは、ひとくちにスープカレーといっても味のバリエーションは豊富であり、個々の店について評価しないとダメだろうということ。
 少なくともスープカレーにはある種のカレーライスが持つヘビーさがない。食べ口が軽いのは好感が持てる要素だと思う。

 インドに行けば、たとえば南インドの「チキンラッサム」というノンベジのスープカレーや、北インドのムスリム料理店にある「シチュー」と呼ばれるサラサラのカレーには日本のスープカレーに似た魅力がある。これらは日本で紹介されておらず、インド亜大陸に行かないと食べられない。

 白いカレー同様、スープカレーも、カレーの本場インドでは膨大なレパートリーのひとつにすぎない。

★日記を書いているときのBGM:レベッカ『THE BEST OF DREAMS』というベストCD(1990年)。デビュー曲とその後のギャップがスゴイ。売れてよかったねという感じ。