7月27日(木)
前にもちょっと触れたが、最近、我が家のキッチンにはいろいろな塩およひ塩入り調味料がある。
オーストラリア、瀬戸内、チベット、クリスマス島、ハワイ、インドなど。オーソドクスな海塩もあれば、イオウっぽい香りの岩塩もある。
塩ひとつで料理の風味がまるで変わるのを日々実感するのは楽しいものだ。
ステーキや焼き鳥などは塩でずいぶんと味が異なるものだが、家で塩の味わいを気軽に堪能できるのは、ゆで卵、納豆、そして冷奴などだろうか。
納豆には塩と刻んだ青唐辛子。これはもちろんご飯にもいいし、お酒の肴にもバツグンだ。ミゾラムやナガランドといったインド東北部でも、こうして納豆を食べるメニューがあるらしい。
冷奴には塩とオリーブオイル。豆腐や塩の良し悪しが如実に出る組み合わせだ。ビールにもよく合う。ふつうの冷奴に飽きた方はぜひどうぞ。
ゆで卵には岩塩系がいい。イオウっぽい香りがよく似合う。
一方、ゆで卵にしょうゆをたらして食べるのもおいしい。これまたいいしょうゆじゃないとダメだ。
昔、デリーのカロルバグというエリアのカバブ屋で卵のフライを揚げていて、それがやけに人気だった。フライといっても、外はひよこ豆の衣で、正確には「エッグパコラ」という料理になる。見ていると、ひとりで6個こいつを買ってその場で頬張るオヤジなどもいて、すさまじかった。
ちなみにこの店の白身魚のマサラフライもバツグンのおいしさで、ミント・香菜・青唐辛子をすりつぶしたグリーン・チャトニで食べるとたまらなかった。
日本にはない美味のひとつで、思い出すだけで生唾が出る。週末、自分でつくるか。
★日記を書いているときのBGM:マイフェイバリットのひとり、シュギー・オーティスのベストCD『Shuggie Otis In Session Great Rhythm&Blues』。この作品のギターもすごいが、フランク・ザッバの曲でのベースも切れ味バツグンだ。