7月4日(火)
昼間、赤坂から六本木のはずれあたりを歩く。
このあたりには複数のインド料理店があるが、ランチをそのうちの一軒「グレート・パンジャブ」で食べる。
ランチセットには800円(カレー1種、ナーンかライス、ミニサラダ、ドリンク)、1000円(カレー2種、ナーンとライス、ほか同じ)、1500円(タンドゥーリ・チキンなどが付く)などあるようだが、今回は800円のランチセットをオーダー。
チキン、野菜、エッグのカレーから、マニアックにエッグ・カレーをチョイス。
出てきたのは、くずしたゆで卵のカレー。グレービーはオニオン主体で酸味は控えめ(トマトの皮や破片も見当たらず)。ホール・スパイスはなし。いい加減なブレンダーグレービーとは異なり(詳細は拙著『誰も知らないインド料理』)、かなりきちんとしたつくりのカレーソースで風味がいい。しかも一口食べて「ああ、あるあるこういうの、むこうで」というタイプ。
ナーンも個性的。フワフワしていない。じゃあ、おいしくないのかといわれると、そうではない。サクッとして歯切れがいい。単に硬いのとは違う。風味もいい。デリー・ムスリムではなくパンジャーブ系のナーンだ。
特にエッグ・カレーはかなり気に入った。インドを旅慣れた方ならば懐かしい味かも。
ちなみにこの店、料理を頼んでから供されるまで20分かかったし、店の佇まいや内装の感じが非赤坂・日本的。妙にインドくさい個性派レストランか。
★日記を書いているときのBGM:NOKKOのソロアルバム『ハレルヤ』(1992年)。屋敷豪太氏プロデュースで、グルーヴ感十分なサウンド。たまにはこういうのも聴くのだ。