マサラ日記     previous«  »next

6月28日(水)
           

 仕事で、叶姉妹御用達という大森の高級スーパーに出かける。
 過度なくらいにゴージャスなのかと思ったら、けっこうこじんまりした店だった。さすがに品揃えは充実しており、紀伊国屋や明治屋と類似している。相当バイヤーの方が頑張っている感じだった。

 噂によると、どういうわけかこの店にはインド系の方が多く訪れるらしい。楽しみにして行ったのだが、たとえばラムやダール、インド料理用のスパイス類など特殊な食材がことさらに置いてあるわけでもなく、南アジア系の人にも店内で会わなかった。

 以前、大森には私のインドの師のひとりも住んでいたことがある。インド料理店もそこここにあるようだし、インドの人たちが出没してもおかしくはないはず。

 夕刻、食材を買いに大久保へ。
 前から気になっている「イスラームのタイ人がやっているタイ料理店」の前を通りつつ、店内をのぞいたら、以前には出していないはずのビールを供している雰囲気が。酒を出した方が経営的にプラスなのは明白だろうが、あまのじゃくな店があっていいのではという思いもあり、ちょっとだけ複雑な気分になった。

 とはいえ、特にディナータイム、ビールを飲まずにガイヤーンやソムタム、ヤムウンセンなどつまむのは個人的には考えられない。結局アルコールはウェルカムだ。我ながらいい加減である。

★日記を書いているときのBGM:ジェファーソン・エアプレインの『シュールリアリスティック・ピロー』。サマー・オブ・ラブな1枚。