マサラ日記     previous«  »next

6月24日(土)
           

 午後、インド通信の発送作業で、渋谷から田園都市線に乗って川崎市溝の口へ。今年になって初めての参加である。

 インド通信はインド文化交流センター発行。30年近い歴史を持つ、南アジアに関する会員制情報誌である(会員の年会費は2000円)。
 掲載内容は硬軟さまざま。私は最新号に不定期連載「INDIA WILL ROCK YOU」の第11回として、レッド・ホット・チリ・ペパーズとインドの結びつきについて書いた。

 本誌を折り込み他の情報チラシとともに封筒に入れ、切手を貼って郵便ポストに持っていくのが毎月の作業。参加者も運営スタッフも完全ボランティアであるが、貴重な情報源を30年近くに渡って着実に日本中に送り続けている運営スタッフの皆さんの姿勢には頭が下がる(中心メンバーのひとりは、インド〜アジア映画研究者の第一人者、松岡環さん。彼女を慕ってやってくる映画ファンも少なくない)。

 作業終了後は毎回インド料理などを持ち寄って、お疲れ様の飲み食い会。
 今回、私は、南インド流でブラック・ペパーをきかせたチキン・カレー、さらにアーンドラ・プラデーシュ州スタイルのオクラの炒めものを持ち込んだ。

 参加者の皆さんとの歓談もまた楽しいが、今日、何かの拍子にピーター・フランプトンの話題になり「彼はかなり前に死んだはず」といわれ、内心ショックを受けた。
「そんなはずはないと思うが」と後で調べたら、ルックスは大きく変わったが、りっぱに生きている

『カムズ・アライブ』などでミーハーな人気者だったが、ジャズの影響もあったという妙に音数の多いギターは好きだった。

★日記を書いているときのBGM:コロニアル・カズンズの『AATMA』(2001年)。