マサラ日記     previous«  »next

6月9日(金)
           

 昼、讃岐うどんのぶっかけを食べ、夜は自宅で冷やし中華。冷たい麺の一日だった。

 シマダヤの「もみ打ち」生冷やし中華を去年の夏あたりからよく使っているが、なかなかインスタントとあなどれない味わいなので重宝している。具を工夫すれば、そこらの中華料理店よりもおいしくできたりする。

 冷やし中華はラーメンやカレーライスのように日本式アレンジメニューであるらしい。だから、本格的な中国料理店の冷やし中華がイマイチであったり、店によってはメニューになくてもしょうがない。インド料理でふつうのカレーライスを注文するようなものだろう。

 冷やし中華には、たっぷりとラー油をかけた。それも赤唐辛子の種やさやがタップリ入ったやつを。気分は少しばかり韓国のピビン冷麺である。

 個人的には、冷やし中華には具材の種類をあまり増やさない方が好き。卵にしても、錦糸卵よりは韓国冷麺のようにゆで卵の半割りが好みだ。本日の具材は、ゆでもやし、キュウリ、トマト、ゆでてさいたささみ、そして半割りのゆで卵。それらを麺よりもたっぷりのせて食べるとビールもすすむおいしさで、満足。

 2、3日前の新聞にビリー・プレストン氏の死亡記事。ビートルズ、ストーンズと共演したファンキーなスタープレーヤーとして印象深い。特に彼のクラビネットが好きだ(たとえば、ストーンズの『山羊の頭のスープ』収録の「DO DO DO DO DO」。当時ストーンズにいたミック・テイラーがゲストとしてバリバリとスライドを弾きまくるビリー氏のライブ盤なども一時期よく聴いた)。ポール・マッカートニーは彼のあふれる才能にやっかみを覚えていたらしい。
 ニッキー・ホプキンスも既にいないし、時代の変遷を感じずにはいられない。

★日記を書いているときのBGM:レッチリの新譜『Stadium Arcadium』。聴き込むごとに今回のもいい感じだ。密かにジミヘン丸出しなギターが増えたのも楽しい。