6月8日(木)
朝8時前、東京駅からバスに乗り約2時間、銚子で仕事。
イワシは獲れず、サンマの時期でもない。そういうことは抜きにしても、銚子はひなびた街である。演歌というよりは、ポルトガルのファドかトルコ歌謡あたりが似合いそうだ。港近くにある観光客向けの干物や海産物のおみやげ屋も閑散としていた。
港町といえば、私にはイスタンブールがすぐに思い出される。ガラタ橋のサバサンド、ムール貝に詰めたピラフ、オープンエアのシーフード・レストラン。羊もうまいが海の幸も抜群な街だった。
インドだと、なぜかボンベイが私にとっては港町っぽいイメージ。
夜、銚子から帰り、自宅で、長崎産アジのタタキをごはんにのせ丼にしたもので夕食。青魚は旨い。
そういえば今シーズン、まだカツオを食べていない。
カツオの場合、いいものを買わないと、タタキ・刺し身ともにくさくて困る。それに初ガツオよりも秋の戻りの方が、実は脂がのっておいしい。
そんなこともあり、この時期のカツオにはそれほど興味を持てないのだが、食べていないことに気づくと、無性に気になってきた。
ちなみにカツオのタタキは、ニンニクタップリが好きだ。レバ刺しもニンニク。沖縄の山羊(ヒージャー)刺しもニンニク。
ああ、今度は南インドのニンニク・カレーが食べたくなってきた。
★日記を書いているときのBGM:ストーンズの『山羊の頭のスープ』1973年。