マサラ日記     previous«  »next

6月3日(土)
           

 昨日、映画『スーパーサイズ・ミー』をHDD録画で初めて観た。ウーム、スゴい映画。よく撮ったな、よく公開したなという感じ。頭の中でファストフードの功罪はわかっていても、ここまで見せつけられるとさすがにショックが大きい。食は肉体のみならず精神にも影響を与える。

 ブランチにインディカ米で卵、天津冬菜、長ネギ、シシトウ、香菜のチャーハンを作って食べる。パラパラしたインディカ米(タイのジャスミンライス)はフライド・ライスにピッタリだ。

 夜、菜食カレーで夕食と思ったが、クイーンズ伊勢丹でアジの刺し身、鶏ハツ、ラムなどを買ってしまい、結果的に肴大会となった。
 ハツ(鶏の心臓)は開いて掃除してから金串に差して焼いた。味つけは自然塩のみ。炭ならばもっとおいしいだろうが、ガス台と焼き網でもまあまあイケた。
 アジは初夏から夏においしい魚。本日のも脂ノリノリ。わさび菜という葉菜(わさび的な苦味と辛味がほのかにある)をサンチュ代わりにして、ショウガ醤油をつけたアジといっしょに食べてみたら美味だった。

 メインはラムのスパイス炒め。
 ジンギスカンかイスラーム系中華に見えるかもしれないが、味付けは完全にインド亜大陸式。ショウガとニンニクのペースト、ターメリック、カイエン・ペパー、ガラム・マサラをもみ込んだ骨なしラムの厚切りをクミン・シードで炒め、タマネギのザク切りとシシトウを加えてできあがり。トマトは入れない。
 ラムはもちろん、わざと半生にしたタマネギもおいしかった。大量のクレソンとベビーリーフをレモンと自然塩だけで和えたサラダを付け合せにしたのも正解。

 明日はサンバルやラッサムを作る予定。

★日記を書いているときのBGM:レバノンの歌姫、ファイルーズの60年代ライヴCD(仏ヴァージン・レコード)