5月25日(木)
昼に食べたパッタイ(タイの焼きビーフン)がきれいだったので、写真に撮ってみた。
上にのっているのは紅ショウガではなく、桜エビのような小エビ、さらにはタップリのクラッシュしたピーナツもトッピングされている。
ピーナツはインド料理にも使われる。屋台料理だと炒ったピーナツがまずは思い出されるし、さらにそこに刻んだタマネギ、香菜、青唐辛子などを合わせ、塩やレモン汁、カイエン・ペパーなどで味つけしたスナックもある(以前、店にいるとき、「ピーナツ・サラダ」としてメニューにしていたことがある)。
もちろんカレーにも活用される。たいていは生のものをよくすりつぶしてペーストにして、カレーソースに入れる。独特のコクと香りが素晴らしい。
どちらかといえば、南インドやグジャラートなど西インドのカレー素材であり、デリーなど北インドではピーナツよりもカシューナッツやアーモンドのペーストがよく使われる。
私は南インド、アーンドラ・プラデーシュ州流のナスのカレーなどにピーナツのペーストを入れる(ピーナツとゴマを混ぜてペーストにすることも多い)。
中国料理でも腸詰とピーナツの炒飯などがおいしい。白身魚の刺し身にピーナツ油をかけて和えるのもいい。
ピーナツ油はインド料理のカレー調理にもよく使われる。サラダ油感覚で、どんなカレーとも相性がいい。
掘りたての生ピーナツをゆで、ホカホカのやつを食べるのはうれしいものだ。秋の味か。
(日記を書いているときのBGM:バッファロー・スプリングフィールドの『バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン』。1967年制作だが、ぜんぜん古くない。力強く、さわやかで、ときにサイケ。アメリカ音楽の金字塔のひとつだろう)