5月19日(金)
今週、東京はまるで梅雨のような陽気。毎日雨が降る。嫌な感じだ。
夕食に、長崎産アジのタタキをゴマダレで食べる。これがうまい。梅雨っぽいジメジメを吹き飛ばす美味だ。
ゴマはインド料理でもよく使う。一番、皆さんに身近なのは、ナーンの上にチョコンとのった黒ゴマ。20年ほど前、はじめてそれを見たのは、今はないアジャンタの九段下店か。
正直、「ナーンにゴマかよ。ちょっと変だな」と考えたが、その後、デリーのジャマ・マスジット横のイスラーム料理の名店、「カリム・ホテル」などでもゴマのせナーンを見かけるにつけ、なるほどと思うようになった。
ゴマと酢で白身魚を煮込んだカレーを、昔、まかないで食べたが、あれはうまかった。最近つくっていないが、料理教室で披露するか?
酢を使ったカレーといえば、やっぱりゴアの名物料理、ポーク・ビンダルーか(『カレーな薬膳』にもレシピあり)。
あれを食べるときはライス、そして横にはビール、できればキングフィッシャーが欲しい(大瓶があればいいのだが、日本にはない)。
ゴアといえば、ゴア・フィッシュ・カレー、チキン・シャクティなどのほか、豚のモツ煮込みソルポテルもおいしい。どれも酒に合うのもまた素晴らしい。
ジメジメ天気にはホットなゴアのカレー、いいネッ(横山剣氏風に)。
(日記を書いているときのBGM:ロス・ロボスの『THE NEIGHBORHOOD』。昔、神楽坂のメキシコ料理店に行くとよくかかっていた1枚)