マサラ日記     previous«  »next

5月8日(月)
           

 午後、都内の料理スタジオで撮影。私がその場で調理した南インド料理数点を撮っていただいた。
 先にチェンナイ取材をごいっしょしていただいた方々が中心なので、息もピッタリでノリのいい仕事となった。できあがりが楽しみだ。

 何でもそうだが、チームワークとは重要なものだ。
 私はもともと集団行動が苦手な典型なのだが、古くはバンド時代から失敗に失敗を重ね、最近、ようやくチームプレーのおもしろさがわかってきた気がする(気がつくのが遅い)。

 たとえば、文章を書く人間としては、いい編集の方と出会えるか否かが非常に大きな分岐点となる。
 その点、私がお会いしてきた、あるいは今関わっている編集の皆さんは全員が素晴らしい方々ばかり。ほかの書き手の話を聞くと唖然とするものもあるから、自分は相当ラッキーらしい。

 別のお話。
 先日、TBSで、妙な白い粉のダイエットに関する番組をやっていた。「おいおい、大丈夫かよ。ヤバイんじゃないの」とビールを飲みつつ観ていたら、やっぱりヤバイことになった。
 炭水化物をやたら目の敵にしている視点もやや疑問点だったが、いずれにせよイージーゴーイングでお粗末な話だ。

 フィジーだかでヤシの木から落ちたというキース・リチャーズも、お粗末というか不可解だ。
 やはり、私にとってのストーンズは「永遠のブライアン・ジョーンズ」である。

(日記を書いているときのBGM:ジャニス・ジョプリンの3枚組CD『ジャニスJANIS』(私のは日本盤)。ジャニスさん本人は当然すべてが素晴らしいのだが、世間でイモバンドと烙印を押されているビッグ・ブラザー・アンド・ホールディング・カンパニーのファズのかかったエセインド音階のギターも大好きだ)