マサラ日記     previous«  »next

5月7日(日)
           

 日本全国ゴールデンウィーク最後の1日。連休とはまったく無関係な私は、オフ兼仕事の微妙な1日。

 午後、大久保のフジストアに買出しに行って店主氏と雑談(ミャンマー出身のナイスガイ)。
 同店のプライベート・ブランドとして販売しているスパイスやダール類は主に西インド・グジャラート州、アーメダバード(グジャラートは南インドのミールスやティファンと並ぶ、菜食料理のメッカ)のメーカーが製造管理しているのだが、なかなかいい仕事をしているので、5年10年後のこれから先の関係性が楽しみだという。
 私が
「先週、チェンナイから戻ってきました」
 というと、暑さの話に。店主氏はやはりついこの間、ミャンマーに行っていたらしいが、最高気温は40度程度。
「インドほどじゃないけど、暑かったです」
 スパイスの件でアーメダバードとラジャスターンのジャイプールに行かねばならないらしいが
「今は暑すぎるので、せいぜい2・3ヶ月先にします」
 ミャンマーの方も考え込むインドの暑さだ。

 夕食、チェンナイから帰国後初の南インド食。ラッサム、ナスのココナッツ煮込み、タイのジャスミン・ライス。そしてつまみに鶏手羽のスパイス炒め。
 これはナスのマサラ。『カレーな薬膳』に出ているレシピからカシューナッツのペーストを省いたもの。いかん、写真がブレているな。が、味はバッチリ、ココナッツの甘味とトマトの酸味、そしてカレー・リーフの香りが心地よい。ラッサムと鶏も現地テイストで、我ながら満足。


(日記を書いているときのBGM:インド関連からワールド・ミュージック、果ては「ベスト・オブ・ロバート・パーマー」みたいなものまで、大量音源をディストリビュートする「TIMES MUSIC」から出ているシヴァ神讃美の詠唱集。イギリス制作だが完璧なインド世界なのは、さすがの懐の深さ)