マサラ日記     previous«  »next

5月1日(月)
           

 本日、午後6時前到着のシンガポール航空便で成田に帰還。4月26日からの南インド、チェンナイ(マドラス)での取材旅行が無事終了した。

 正味4日間という短い滞在だったが、いやあ、中身が濃く、まったくもって大満足だ(文句なしに、私にとって最短滞在記録)。
 これまでにはない新機軸のネタも続々入手できたし、改めて南インド料理の魅力を再確認できた点でも収穫は多かった。
 
 気象台発表の最高気温が連日42、3度。体感温度は50度を超えていただろう。取材中も、しばしば立っているだけで汗が噴き出したが、すべてをエンジョイできたのは、常においしいもの、おもしろいものを眼前にしていたからか。

 一方、予定に入れていたスポットでも時間の関係等で行けなかったところは少なくない。なるべく早く来訪したいものだ。

 帰国のご挨拶代わりに、今回、最後に食べたインド料理としてチェンナイ〜シンガポールの機内食の写真をどうぞ。


 メインのうち、左の茶色いのは青バナナの炒め煮込み、右の明るい色はスネークガードと呼ばれるウリ科植物を使ったクートゥ、真ん中はレモン・ライスだ。その上は、ひよこ豆のスンダル。豆の温サラダのようなもので、刻んだ青マンゴーの酸味が心地よい。左の下はヨーグルト、上のフタがかかってるのはイチヂクやアプリコットの入ったごはんのミルク煮デザート、右の下はヘルシーな丸パン(おそらく卵は未使用)。
 つまりは南インド流菜食軽食である。日本にない素材使いがうれしいし、味も全体によかった。最後の最後までハズレなしの行脚を象徴する一食といえよう。

(日記を書いているときのBGM:仕事の合間に買ってきたコロニアル・カズンズの『アートマaatma』。少し前の作品だが、やはりカッコいい)