マサラ日記     previous«  »next

4月19日(水)
           

 ここ数日の奮闘のおかげで、来週頭締め切りの雑誌原稿にメドがつく。めでたし。

 23日の料理教室はおそらく大盛況。さすが「南インドのチキンカレー」は人気が高いということか。

 24日の撮影はこれから詳細の詰め。かなりおもしろいものになりそうだ。

 そして、26日からのマドラス行き。これが手ごわい。
 バカンスではなく取材旅行。完全に仕事モードである。体感温度50度の世界。キツイナー。
 しかも、当然のように準備ができていない。前日まで仕事だし。さあ、どうしたものか。

 というようなことを考えつつ、一日を送る。冷静に考えてもかなりヤバい状況なのだが、気分的には開き直っており、意外なまでに落ち着いた気持ちだ。修羅場は人を強くする?

 朝、北海道産黒豆納豆をわさびで食べる。ごはんとの相性もよく美味。酒にも合いそうだ。

 昼、よく行く新宿のタイ料理屋で「カオマンガイ(ジューシーなトリモモのボイルとチキンのストックで炊いたインディカ米のセット)」をいただく。相変わらずおいしい。特に鶏のうまみを吸ったパラパラの長粒米がイイ。タイのチキン・ビリヤニみたいなものか。

 夜、シマダヤの冷麺を具たっぷりで食べる。具のメインは通常品の倍の値段のモヤシ。倍の値段といってもそこはモヤシ、タカが知れているものの、それにしてもうまい。いわゆる「豆モヤシ」で、味が濃くうまみたっぷり。シャキシャキの食感もグッド。麺、タレとの絡みもよし。
 シマダヤの冷麺もまたバカにできない。変な外食店より確実に上だと思う。以前、こぐれひでこさんもおすすめしていたが、なるほどという感じ。

 モヤシといえば、それほど伸びていない「スプラウト」は、インドでもカレーやサラダでよく食べる。特に、高級ホテルでのバッフェ・スタイルのバンケットにスプラウトのサラダは多い。いいの当たると、日本では食べられないおいしさだ。

(日記を書いているときのBGM:レッド・ツェッペリンの『聖なる館』。インチキ・レゲエの「D'yer Mak'er」(ジャメイカーだな、要するに)が心地よい)