４月1７日（月）
これから１週間はかなりテンションを上げざるを得ない状況。
２３日に料理教室があるのはもちろん、締め切り直前の原稿が複数、週明けには雑誌用の料理撮影、そして２６日からは灼熱のチェンナイ行きなので、それにまつわる準備や打ち合わせといった具合。
いろいろなものが津波のように押し寄せてくるハードスケジュールだが、何とかうまく乗り切りたいものだ。
昼、仕事で東武東上線の中板橋へ。こじんまりとした商店街に心なごむ。
ニシンやサバ、サンマなどの塩焼きを売っている魚屋があり、うまそうだなと眺めていると、ハエがやってきてコンガリ焼けたサンマの頭に止まった。イヤな感じはせず、「オッ、インドぽいな」という印象。東京でハエを見かけたことにかえってホッとしたくらいでもある。
去年の秋だったか、新宿で赤トンボを見かけた。あのときも心なごむものがあった。道行く東京人たちの殺伐とした表情にゲンナリとなる中、一服の清涼剤という感じで、強く脳裏に残っている。
ここのところ、外国あるいは沖縄から東京にやってきた(戻ってきた)という人たちに何人か会っているが、皆一様に「東京に住む人たちの顔つきの寂しさ、怖さ」みたいな部分に言及していた。全員が声をそろえるのだから、きっと本当におかしな連中が多いのだろう。自分はそうならないよう、せいぜいヘラヘラしよう。
夜、吉祥寺「小燕」の餃子を焼いて食べる。ここの焼き餃子はときどき発作的な感じで無性に食べたくなる。野菜たっぷりでジューシーな中身とモチッとした皮のコンビネーションが秀逸だ。
（日記を書いているときのＢＧＭ：ローリング・ストーンズの『BIGGER BANG』。やっぱり、元気の出る１枚だ)