マサラ日記     previous«  »next

4月16日(日)
           

 昼すぎから田園調布にてアーユルヴェーダ系セミナーの講師。

 アーユルヴェーダの思想には今トレンドな(?)マクロビオティックなどとの共通項も多い。
 しかしそこをあまり生真面目に語っても、日本とインドの食環境の違いなどから、特に現地の食体験のない方にはなかなかリアルに理解していただけない部分がある。

 そこで今回、そもそもインドのカレーとはみたいな内容で攻めてみた。

 しゃべってばかりではつまらないだろうから、ラッシーとチャイの実演、それに南インドの豆サラダともいえそうな「チャナ・スンダル」という、ちょっとめずらしい料理も持参した。

 チャナ豆のスンダルというのは、北インドのひよこ豆の「チャット(チャート)」(ゆでたひよこ豆にタマネギ、ショウガ、キュウリ、トマト、香菜、青唐辛子などのみじん切りをミックスし、岩塩やマンゴー・パウダーの入ったチャット・マサラやレモン汁で味つけする)に似ているが、チャット・マサラは使わず、カレー・リーフ、ヒング、ココナッツなど入るところが大きく異なる。
 本日は白いひよこ豆のほか、インド独特の黒いひよこ豆「カラ・チャナ」も半分ミックスした豪華版。
 粉のスパイスはいっさい使っていないが、スパイシーなフレーバーに満ちている。

 セミナーが終わって帰宅してから吉祥寺へ。
 頼んでおいた名刺を印刷屋でピックアップし、ラオックスへデジカメを修理に出しに行く。
 先日、CFカードのデータが全消去されて泣いたが、新しいカードにしても同様の現象。これは完全にカメラ本体がイカレているという結論で修理に出したのだが、予想通り2週間以上かかるとはイタイ。
 新しいの買っちゃおうかなとも一瞬考えたが、無駄なゴミを出さないためにも、インドっぽく(?)チマチマと電化製品は直しつつ使うセオリーに則ることにした。

 夕食にタイのグリーンカレー(カミサン作)。日光種苗のバイマックルーが入っているが、香りがよくてウマい。

(日記を書いているときのBGM:一時期たいへん影響を受けたダムドの『地獄に堕ちた野郎ども』。ハイワットのアンプの壊れそうないい音が聴けるアルバム。ニック・ロウのプロデュースもバツグンだ)