マサラ日記     previous«  »next

4月15日(土)
           

 昼間は地味に仕事。

 夜、買出しを兼ねて大久保駅界隈をブラブラ。
 相変わらずのコリアン・タウンぶり。タイ料理関係で一部頑張っているところもあるが、後はほとんど韓国料理あるいは韓国系中国料理店ばかり。冬ソナからはじまった韓流ブームもようやく落ち着いたというか、ある意味定着したのだろうが、とこかくこのあたりの韓国料理店は、どこも元気がいいようだ。
 
 大久保〜百人町で私が好きな韓国料理店はふたつ。
 まず、ひとつめは「梁の家(やんのいえ)」。山手線、新大久保駅からすぐのところにある。何を食べてもおいしい信頼できるお店で、韓国で食べたときの味に極めて近いのもいい。わが街、西荻窪にも支店がある。

 もうひとつは24時間営業もうれしい「スンデ家」。何といってもここでは、豚の血を使った使った腸詰「スンデ」をオーダーしたい。ぜんぜんゲテモノではなく、ビールやマッコルリがグイグイすすむおいしさだ。ここも韓国濃度が高い。

 ほかにもいい店があるが、私が行くのはこの2店が多い。

 10年ぐらい前だろうか、今も日光商事という有名(?)アジア系食材店があるところのむかいに「新世界」というシンガポール料理店があって、ここは安くてうまかった。火鍋が好きでよく通ったし、海南チキンライスも今の西荻窪有名店よりぜんぜん上。今は韓国資本の薬局になっているのが時代を象徴していて、ちょっと悲しい。

 夕飯に、日本のカレー。
 某大メーカーのルーを使ったものだが、できあがりはクローブとブラック・ペパーの香りが強かった。
「そうね、やっぱりこういうアプローチになるよね」
 などと考えつつも、おいしくいただく。
 よく「インドのカレーの専門家だと、日本のカレーは食べないでしょ」と誤解されるが、私は日本のカレー、大好きだ。

(日記を書いているときのBGM:J・ガイルズ・バンドの2枚組ライヴ『BLOW YOUR FACE OUT』。大好きなバンドで、今や伝説的名演ともいえる唯一の来日公演(1979年頃)も見に行った)