マサラ日記     previous«  »next

4月5日(水)
           

 昨日から鶏肉ばかり食ってるなと自分の芸のなさに少しばかりウンザリしつつ、朝から鍋の中にはチキン・キーマ・カレー。
 これに溶き卵を合わせて、サッと炒め上げれば「エッグ・キーマ」という別のカレーができあがる。
 タイ・ライスとともにワシワシやると、かなりの美味で満足。

 昼、食品関係の会社の社長さん方おふたりと会食。さすがに肉は食べずに魚にする。

 夜、ニラ納豆とうどんをそれぞれ自作し、かんたんに済ませる。当然ビール付き。

 ぜんぜん違うお話。
 グリーン・デイというバンドがあるが、あれをパンクなどいうのはやめていただきたい。パンクの外面だけをひどいセンスでパクッたポップ・バンドにすぎない。尾崎豊並みに存在自体がうっとおしい連中だ。

 イギー・ポップが自作で彼らを起用したのはイギーさんらしからぬ間違いであり、個人的にまったく理解できない。

 ニューヨークのパンクやニュー・ウェイヴだったら、リチャード・ヘル、テレヴィジョン、パティ・スミス、ジェームス・チャンス、ラモーンズ、トーキング・ヘッズあたりをちゃんと聴くことだ。グリーン・デイなどとは異質の音楽であることがおのずとわかるはず。

 同じ南インド出身だからといって、ナイルとアジャンタをまったく同列で語ってはいけないのと同じである。

 ドロドロのラッサム、生クリーム入れすぎのバター・チキン、これらもグリーン・デイみたいなものだ。

(日記を書いているときのBGM:ロバート・プラント、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらによるザ・ハニードリッパーズの『ボリューム・ワン』)