3月21日(火)
春分の日だが、仕事。まあいいだろう。仕事はないよりあったに超したことはない。
朝、「めざましテレビ」を見たら、来日したローリング・ストーンズ各メンバーの個別インタビュー。
それにしてもテレビや写真という映像メディアは、一流ロックスターも年を経るということを実に如実かつ的確に見る者に見せつけてくれる点で容赦がない。
ちょっと前の「ブルータス」誌に出ていたマドンナの接写も強烈だったが、今回も見ていて「ストーンズも年とったなあ」と思わずため息が出た。
特にキースのシワクチャぶりが、けっこうスゴイ。帽子やグラサンでカモフラージュしているが、衰えは隠せない感じがする。
人間の年は手の甲あたりに出やすいというのが、自分も年を隠せなくなってきた私自身の考えでもあるのだが、キースの手はかなりのものだった。これじゃキース爺さんだ。
いつもヘラヘラした印象のロン・ウッドも急に老けた感じ。ヘラヘラ老人はあまりカッコよくないと思うが。かつての相棒、ロッド・スチュワートより老け込みが激しいのではないか?
一方、もともと落ち着いていたチャーリー・ワッツはナイスなオヤジっぽくて、なかなかイカしていた。少しだけ藤村俊二氏を思い起こしたのは気のせいか?
ミック・ジャガーは、以前よりものわかりやさそうなノリに拍車がかかってきた感じ。やたらいい人っぽいのが妙だ(彼の場合、昔からワルのイメージも多分に演出的な感じがしていた。映画『ギミー・シェルター』での1970年、オルタモントでの殺人シーンでも、ミックはステージ上で完全にビビっていた。「これじゃ、やってられねえ」というキースと好対照)。
最近のミックさんはニワトリっぽい感じがするのは、これまた気のせい?
4人組でベースレスのストーンズって、やっぱりシマラない感じがする。
実は最年長(1936年らしい。ということは今年70才!?)のビル・ワイマンのボワンボワンしたベースがなつかしい。今はレストラン経営に忙しいそうだ。
(日記を書いているときのBGM:ストーンズではなく、またもクレイジー・ケン・バンドの『青山246深夜族の夜』。やっぱり「シャリマール」はいい曲だ)