マサラ日記     previous«  »next

3月20日(月)
           

 ロキシー・ミュージックがイーノ入りのオリジナル・メンバーで再結成だという。ブライアン・イーノさんもけっこうお金のやりくりたいへんなのかと考え込んでしまった。大きなお世話か。

 いつものおかずを一味違うものにしてくれるのに好適な食材のひとつが卵だ。
 カツ丼だって、カツをそのまま食べるのはおもしろくないから、卵と合わせてできあがったのだろうし(ソースカツ丼などというのもあるが)、親子丼、天とじ、柳川、炒飯にトロトロのオムライス、いずれも卵が重要なつなぎ的役割を果たしている。

 今夜は少しだけ残っていた「アル・チャナ・マサラ」を最後おいしく食べ切るため、溶き卵でとじてみた。完全に家庭料理、あるいはまかないみたいなものだ。インドに「エクリ」というスクランブル・エッグ風メニューがあるが、それをもっとマサラっぽいテイストにした感じの一品である。
 ひよこ豆のホクホクとした食感、スパイスの絡まった卵の風味、味のしみたジャガイモのバランスがよくて、予想通りの美味。ギーも加えて香りもよし、小口切りにしたタイ製青唐辛子4本(冷凍)の辛味もグッドだ。

 こういう家庭料理をつくって食べると、インド料理ってホント素晴らしいと感じる。ワン・アンド・オンリーの魅力だ。

 (日記を書いているときのBGM:ブライアン・アダムスのインドはムンバイでのライブ盤カセット。さすがベジタリアンでインド好きという充実したパフォーマンスが聞ける)