マサラ日記     previous«  »next

2月27日(月)
           

 あけましておめでとうございますなどといっていたなと思っていたら、もう2月も終わり。「まだかよ」というよりは、明らかに「えっ、もう3月なの?」という感じだ。

 終わりといえばトリノ五輪も終幕なのだが、開会式にピーター・ゲイブリアルが登場したことを、土曜日のカルタゴでの雑談の中ではじめて知った。オノ・ヨーコさんが出てきたのは覚えているが、ピーター・ゲイブリアルとは意外である。

 ピーターさんはふつうのおじさん的に肥大していたらしく、土曜日の参加メンバーには正直カッコわるいという声が多かった。

 ピーターさんはその昔ジェネシスを率いて活躍し(フィル・コリンズおじさんも超絶ドラマーとして在籍)、その後、ソロでも大成功。ヌスラット・ファテ・アリ・カーン、ザキール・フセイン、さらには南インドの天才マンドリン奏者、シュリニバス、おなじく南インド出身でフランク・ザッパ、ジョン・マクラフン、さらにはエコー&バニーメンなどとも競演したバイオリン奏者、L.シャンカールなどとも交流が深いワールドミュージック立役者のひとりでもある。

 もともとブリティッシュ・ロック界の誇る個性派ボーカリストの代表だったピーターさんもおじさん化するのだから、時の移り変わりとは無情なものである。

 そういえば、なぜか今日はビーチボーイズの「サーフィンUSA」がずっと頭の中で鳴り響いていた。頭の中も春めいて温かくなってきたか?(ちなみに私の場合、夏になるといつもビーチボーイズが聴きたくなる)。

(日記を書いているときのBGM:後に「エボニー・アイズ」や「センチメンタル・レディ」で成功するボブ・ウェルチが率い、渋谷陽一氏も「新世代のツェッペリン」と応援していたパリスのファースト・アルバム。なるほどツェッペリンの特に後期に近い)