2月20日(月)
めずらしく朝食を抜いた。そこで、昼にはガツンと食べようと思い、新宿のインド料理店ラージ・マハルに行って「3種類のカレーのセット」をオーダーする(1400円)。
この店独特のデッカいナーン(といっても昔より小さくなったと思う)が食べ放題、チャットマサラ(岩塩、マンゴー・パウダー、カイエン・ペパー、ブラック・ペパー、クミン・シードなどの混合スパイス)をかけた野菜サラダ、手羽先のタンドゥールが2ピース、甘めのチャトニ(タマネギとレーズンか)、そしてカレーはチキン、野菜、カリフラワーとジャガイモのアールー・ゴービー(アル・ゴビ)。食後にケサリ・キール(お米のミルク煮サフラン風味)、チャイが付く。圧倒的なボリュームである。
3種類のカレーのトッピングにピーマンのみじん切りとショウガが使われる。これらがいい味わいを出してくれる。少なくとも、わけぎみたいな青ネギをトッピングするヘナチョコインド料理店より、こっちの方がぜんぜん説得力がある。
また、どのカレーもグレービー(カレー・ソース)とともに、炒めたみじん切りのタマネギがいい感じで適度に自己主張している。これもまたウマいやり方だ。
毎日食べるにはヘビーな味つけだが、たまに食べるにはいい感じのカレーである
ちょっとしたことでカレーがおいしくなる、そんなポイントをよく知っている料理人がシェフをやっているように思った。
(日記を書いているときのBGM:ヴァレリー・カーター『愛はすぐそばに』)