マサラ日記     previous«  »next

2月18日(土)
           

 今日は朝から、ニラと卵の焼きそば。味つけは貝柱入りオイスターソースと塩、コショウ。食べるときに、親しい友人からいただいた石垣島のラー油をかけたが、なかなかいいコンビネーション。

 その後、タマネギとニンニクを使わない料理を5品つくる。インドから来日中のヨーガのスワミへのケータリングである。


 これはムング・ダールのカレー。普段はタマネギとニンニクを入れるが今日はなし。

 これは皮つきウラド・ダール、皮つきムング・ダール、皮つきムング・ダールの煮込み。おなじダールでも上のムング・ダールとは味つけも変えている。


 ナスとジャガイモの炒めもの。いわゆるサブジだが、ベンガルやオリッサ料理で使う「パンチフォロン(クミン・シード、マスタード・シード、フェネル・シード、フェヌグリーク・シード、カロンジの5種類のホール・スパイスを同割りでミックスしたもの)」を使用しているので、風味がひと味違う。

 
 これはロビア(ブラック・アイド・ピーなどともいわれる)とホウレンソウのココナッツ&タマリンド煮込み。南インド料理である。

 これらにライタ(トマト、キュウリ、ショウガなどとヨーグルトの和えもの)を加え計5品、いずれもタマネギとニンニクはいっさい使用していない。タマネギを炒めないとインドカレーはできないというのはデタラメである。

 夕方、ケータリングのカレーを指定の場所に届けた後、大久保で明日の料理教室のための買い出し。ケララのイスラームの人がやっているローズ・ファミリー・ストアでは肉を求めるアフリカの人々が鈴なり。ハラールのマトンやビーフの人気ぶりが伺える。
 そういえば、大久保通り沿いにひなびたいい雰囲気の魚屋があったのだが、いつのまにか韓流グッズ店になっていてガッカリ。この界隈、一昔前のアジア全般の雑居タウンという感じからはずいぶん変わった。今は韓国と中国の方ばかり。

 アジアといえば、またも大災害がフィリピンで起きた。地震や津波に続いて今度は地滑りとはやりきれない。森林伐採が元凶のひとつという説もあるらしい。とりあえず、被災地の方にお見舞い申し上げる。

(日記を書いているときのBGM:Jガイルス・バンドのライブ)