マサラ日記     previous«  »next

2月11日(土)
           

 土曜日、そして祭日、しかし私は仕事。ゆっくりしたいが、諸般の事情でそうもいかないのがツラいところ。

 昼、中国人経営で中国人のお客様も多い新宿の中華料理店「東順永」で、ごくごくオーソドクスな海鮮焼きそばを食べる。
 プリプリのエビ、小柱、イカのほか、白菜、フクロタケ、タケノコ、ホウレンソウ、ニンジンといった具がたっぷり。トリガラスープと塩、コショウによるシンプルなアンの味つけ、焼き目をつけるようにしながらていねいに焼いた麺、全体のバランスがよくホッとする仕上がりになっている。

 インドを代表する隔週の女性誌「FEMINA」を定期購読しているが、日本に届く最新号に中国料理の特集があり、その中にイギリスBBC経由の料理レシピとして「BANG BANG CHICKEN」というのがあった。
 バン・バン・チキンとは何だろう?
 怪訝に思ってレシピに目を通すと何のことはない「バンバンジー」である。料理写真も掲載されているが、それを見る限り、バンバンジーiには見えない。不思議な感じの1品だ。

 ロンドン中華にはBANG BANG CHICKENはあるのだろうか? ポップな感じでおもしろい名前ではあるが、オーダーしたくなるかといわれれば、あまり首を縦に振りたい気分ではない。

 中華といえば、インディアン・チャイニーズの「チョプスイ」、あれとおなじものって日本にはない。ときに無性に恋しくなる味だ。

(日記を書いているときのBGM:カーティス・メイフィールドのベリーベストCD。スウィートでファンキーで全16曲、すべてがカッコいい)