マサラ日記     previous«  »next

1月29日(日)
           

 昨日はよく食べ、よく飲んだ。

 そういえば、純正グリーン・チャトニ(たっぷりの香菜とミントの葉、それにタイの青唐辛子を8本使用。道理でホットだったわけだ)を生牡蠣につけるとおいしいという声が多かった。自分ひとりだとなかなかそういう食べ方はしない。大勢の仲間で食べると、いろいろな発見があっておもしろいということだろう。

 昨夜、米沢なみかたのラム・チョップをローズマリー風味の香草焼きにしたものをいただいたが、ジューシーでおいしかった。マサラ系以外のメニューでもラム・チョップは好きだ。

 そういえば数の子も食べた。数の子は好きなのだが、正月料理をつくらない我が家ではもちろん口にしないので、貴重な機会をいただいた感じがした。

 そのほか、揚げを使って巾着の詰め物をしてダシで煮たもの、カポナータ、セリとハスの韓国風サラダなどもおいしかった。特に巾着はまず自分ではつくらないから、これまた貴重な1品だった。

 今日の夜、昨日つくったグリーン・チャトニの残りが少し冷蔵庫にあり、チャナ豆のゆでたやつも用意してあったので、「アールー・チャナ・チャット」というものを即席でつくってみた。
 チャットというのは屋台系の軽食で、インドのファスト・フードみたいなものだ。「アールー・チャット」「チャナ・チャット」「パニプリ「ベルプリ」「セブ・プリ」「ダヒ・ワダ」「ダヒ・サモサ」などいろいろな種類がある。グリーン・チャトニ、タマリンド・チャトニ、ヨーグルトなどを使い、甘辛酸っぱい独特の味つけのものが多い。

 写真にすると何だか地味だが、味は現地風。ゆでたジャガイモをダイスにカットしたもの、おなじくゆでたチャナ豆、タマネギのみじん切り、トマト、香菜などをグリーン・チャトニとチャット・マサラ、レモン汁、塩、それにトマト・ケチャップで和える。ケチャップを使ってやや下品な味にするのがポイントだ。

 ほんとはマスル・ダールの煮込みカレーもつくったが、チャットをモグモグ食べてビールを飲んだら腹がいっぱいになった。昨日の食べ過ぎの反動か。

(日記を書いているときのBGM:RABIH ABOU-KHALILのウードをフィーチュアした『NAFAS』。プログレッシブなアラビア音楽が聴ける)