マサラ日記     previous«  »next

1月18日(水)
           

 風邪気味だ。だるいし眠い。
 疲れているらしく、朝から「大納言小豆の入った抹茶カステラ」を食べてしまう。
 血糖値を上げて疲労を乗り切ろうといういう体の自然な反応だろうから、なすがままにしたら、ついでにクッキーにも手が伸びた。おやおやという気分で自分に対してあきれてしまう。

 チョコレート味のクッキーを食べながら、昔、インドを節約旅行していたとき、やはり朝飯が箱に入ったバサバサのクビスケットだったりしたことを思い出した。たしか、その旅では昼食がサモサだけというような日もあった。

 節約するといって食事をケチるのは、心が寂しくなるのできらいだ。今は日本にいても外国でも、金がなくとも食事はちゃんとしよう、といつも心に決めている。

 なのに、朝からカステラとクッキーとは我ながら情けない。

 昼はタイ料理店で書きものをしながら、バミー(かんたんにいえばタイのラーメン)、カオパット(こちらはタイのチャーハン)、生春巻きなどのセットを食べる。こういう食事だと少しは救われた気分になる。

 夜、家に帰っての夕食は、昨日の余りの白菜入り豚汁。ちなみに食欲不振でごはんはなし。ひたすら汁ものだけで腹を満たす。あ、ビールは飲んだ(何が風邪気味だという声が聞こえてきそうだ)。

 なぜか今食べたいのは、マレーシアのペナン・ラクサという、ちょっと変わった麺。なぜそういう気持ちになるのか、自分でも解説不能だが、とりあえずそんな気分である。
 それにしても眠い。寝よう。

(日記を書いているときのBGM:『マガタマ・サウンド』というジャパニ・ダブ・レゲエ作品。心地よい)