マサラ日記     previous«  »next

12月22日(木)

 冬至。ご存知だったろうか。そして、環境、省エネ、平和や世界の暮らしについて考える「100万人のキャンドルナイト」なんてイベントもある日だったこと、ご存知だったろうか。

 インドにいると停電が多い。いやでもキャンドルナイト状態に陥ることがよくある。レストランや食堂の停電にも何度となく遭遇しているが、ろうそくの火で食べるのはオツではあるが、食べものがよく見えず、おいしさの点からは正直イマイチである。やっぱり食事には目で食べる要素があることを強く実感する瞬間だ。

 新潟では大停電。灯りのほか食事、暖房、あるいは医療現場などたいへんだったと思う。お気の毒なことだ。

 朝も早くから総武線で千葉に行き、内房線から小湊鉄道に乗り換え、上総牛久というところで仕事。小湊鉄道は鉄道ファンにはおなじみのディーゼル単線列車らしいが、はじめて知って、はじめて乗った。仕事ではなく、のんびり観光で乗りたい路線だ。25、6年前の八高線をもっとローカルにしたにおいもまた印象的(そのときは福生のライブハウスに出演交渉のため行った。『限りなく透明に近いブルー』のファンだったし、福生には地方の高校にいるときからあこがれていた。今も好きな街だ)。

 昼すぎ、東京に戻って、新宿西口にあるパキスタン料理店のランチ・バッフェにトライ。ネットでは評判がよいようだが、私にはイマイチ。たとえば「チキンスキンのスパイス・フライ」なんてものを出していたが、これはやめた方がいい。ポテトフライはいわずもがな。夜は何度か行っている店で、調理人の方々がきちんとした力量なのはわかっている。もっと本格指向でランチも行くべきだと思った。座席がツメツメで隣の席とやたらに近く、まるで落ち着かないのも減点。

 夜、カイロプラクティックへ。週1度平均で行っているが、自分自身を知ることへの貢献は大きい。もちろん治療効果も絶大で助かっている。今年のいい出会いのひとつだ。
 本年最後の治療ということで、帰り際、先生から「よいお年を」といわれた。
 そう、今週から少しずつ「よいお年を」をいう機会が増えている。いよいよ押し詰まってきたなという感じだ。

(日記を書いているときのBGM:オールマン・ブラザース・バンドのドラマーの甥で、まさに天才ギタリストといえそうなデレク・トラックスのバンドのライブ『LIVE AT GEORGIA THEATRE』。インド音楽も盛り込んである)