マサラ日記     previous«  »next

12月16日(金)

 何だかんだといいながら、いや何だかんだいう暇もないうちに、12月も折り返し点を過ぎようとしている。当然のように、まだ年賀状も書いていない。今年の汚れを今年のうちにきれいすることもできていない。書かねばならない原稿もある。が、すべてはなかなか前に進まない。とりあえず、このままクリスマスまで行ってしまいそうな気がする。いやな流れだ。

 そんな中、来年の手帳は買った。今回は初の試みで、ちょっとミーハーに(?)「ほぼ日手帳」である。色はマンゴーのオレンジ色。

 買った手帳がしっくりこないと、来年いいことがないような気分になるが、これはさすがによくできていて、使いやすい。さすが糸井重里氏である。

 手帳の中味が埋まっていないと充実感を持てない人がいるようだが、私は逆。スケジュールが埋まってくると、息苦しくなってどこかに逃げ出したくなる。
 逃げても食えればいいのだが、そうもいかないので、仕方なく手帳にスケジュールを書き込んで日々の糧をつくりだすわけだ。

 これまで、一冊の手帳にその日食べたものもなるべく記すようにしてきたが、来年は違うパターンにする予定。通常のスケジュール管理はほぼ日手帳で、食べたもののリストは筑摩書房の「文庫手帳」に記入していく。さらに自作レシピとかとくに気になる料理についてのコメントなどは、ここ10年来の慣習として、A4の1/4ぐらいの「キャンパスノート」に書き込んでいく。要するにこれが私の「ネタ帳」である。最後のネタ帳ノートは1年のサイクルとは関係なしに常時活用しているので、都合、来年は3種のメモや手帳を常時携帯することになる。

 面倒だが、そうやって書いたことを後で読み返すことのおもしろさを考えるだけでも絶対にやめられない気になる。もちろん、ネタは糧の素でもあるわけで、否応でもきちんと記入しないと死活問題だ。
 年賀状を書くのは苦手だが、こういうことはマメである。

(日記を書いているときのBGM:ガンズ・アンド・ローゼズの『USE YOUR ILLUSION U』)