マサラ日記     previous«  »next

12月15日(木)

 昼、ランチに何を食べようかさんざん迷ったあげく、西新宿にある東京医大近くにあって繁盛しているトンカツ屋に入る。が、これがペケ。肉は薄いし、味がない。おまけに豚くさいというか、妙なクセがある。みそ汁はあきらかに化学調味料味だし、着色料バッチリのたくあんがついているのもイヤだ。740円でも高いなあという感じでガッカリする。行列ができる店の実力とはあてにならないものだ。

 店選びに限らず何でもそうだが、私の場合、迷って出す結論には往々にして失敗のケースがあるようだ。ノリがあってスパッと簡潔に考え実行したときの方が、うまく行っている気がする。ノリというか、勢いみたいなものは日々の生活で大事だと思う。

 夜、ノリのない一日をやさしく癒してくれるインド舞踊とインド音楽のコンサートを観に、吉祥寺の武蔵野公会堂まで出かける。はるばる屋さんと若林忠宏氏率いる民族音楽センターの共同コンサート企画「アジアン特急2005」のファイナル公演というわけだ。

 3種類のインド舞踊と生のインド古典音楽の演奏、それに日本ではめったに観られない生演奏と踊りのコラボレーションと盛りだくさんな内容で満足した。来年も似たような企画を継続するらしいので期待したい。

(日記を書いているときのBGM:エスノでワールドワイドな音楽を展開する異能のデュオ、寿の『寿魂』)