マサラ日記     previous«  »next

12月11日(日)

 昨日今日と、日本雑穀協会が主催する雑穀ソムリエ養成講座の一環である、雑穀エキスパート認定講座と認定テストに行ってきた。なかなか盛りだくさんな講義内容で充実していた。
今はテストも終えてホッと一息だが、これで受かっていなかったらとんでもないことだ。

 夜、南インドと北インド料理をひとつずつつくって楽しむ。
 これは南インドのサラダメニューで、コサンバリkosambariなどというもの。来週日曜日の料理講習のメニューのひとつでもある(ちなみに今講習、まだ若干の空きがあります。よかったらどうぞ)。
 きゅうり、青唐辛子代わりのピーマン、しょうが、ココナッツなどを水につけただけの皮つき生ムング・ダールと和え、レモンや塩で味つけしたところに、マスタード・シード、たかのつめ、カレー・リーフのテンパリングを施す。生のムング・ダールがごまのような食感と独特の風味を生み出し、おいしい。野菜はほかにトマト、にんじん、キャベツ、大根など、お好みのものを使える。ゆでたブロッコリーやカリフラワーでもイケるはずだ。


 もうひとつの料理は北インドのダール。
 皮つきムング・ダール、皮つきマスル・ダール、そして皮つきウラド・ダールを使った3種類のダール煮込みである。味のポイントは何といってもウラド・ダールの皮つきを加えたことだ。
 ウラド・ダールはダール・マッカーニーというパンジャーブ料理に代表されるように、北インドではカレー材料としてもてはやされる。逆に南インドではドーサやイドゥリの原材料になるが、あまりカレーにはしない。
 とにかく、ウラド・ダールを入れることにより、独特の風味が加わる。それは、北インドやパキスタンのムスリム味だったり、シーク教徒のカレーだったりするわけだ。

 ダールをバゲットといっしょ食べつつ、サラダをつまむと気分はインド。やっぱりインドの菜食家庭料理はいい。

(日記を書いているときのBGM:バングルスのインド製ベスト版カセット。1曲目は「マニック・マンデー」。やっぱり月曜日はいやだな)