マサラ日記     previous«  »next

12月7日(水)

 またまた明日はジョン・レノンの命日。ついこの間のようだが、25年前の話である。

 『IMAGINE』のCDを聴くと、随所にジョージ・ハリスンのスライド・ギターがフィーチュアされている。フリーキーでいい音を出しているなと思うが、考えてみればふたりとも故人なわけで、そんなことになろうとは夢のような話だ。

 ジョージ・ハリスンはもちろん、ジョン・レノンもインド好きのベジタリアンだった。
 
 彼らに習ってベジタリアンになろうかとたまに考えるが、インドならば可能でも日本では外食の壁があって、即断念ということになってしまう。

 とくに私は焼き鳥の誘惑にすぐ負けてしまうのだが、それでも、たまには1週間ぐらい肉や魚抜きですごしたいと思うことがある。しかし東京でそれをやるには、外食に遭遇する限り無理なのだ。インド料理以外も含め、いまだにベジタリアン・レストランの数があまりに少ない東京の姿を見るにつけ、遅れているなあという気分になる。

 焼き鳥のほかにも誘惑はたくさんあるが、個人的に苦手なもののひとつが、昆布やしいたけでだしをとったベジタリアンのみそ汁。ベジタリアンのカレーならばガンガン行けるが、じゃこやおかかのだし抜きのみそ汁はどうにもものたりない。ましてねぎもダメといわれたら、これはほんとうにアウト。自分に精進は無理だ。

 東京は寒い。みそ汁のことを書いていたら、今度はアツアツの豚汁が食べたくなった。煩悩だらけである。

 
(日記を書いているときのBGM:当然ジョン・レノン『イマジン』。私はアルバムならば『ジョンの魂』の方が好きだ)