11月22日(火)
肌寒いときは温かいもの、と昼頃、JR大久保駅界隈を歩いていたら、好きなマレーシア料理店「マハティール」で「バクテー肉骨茶」がランチで食べられることを発見。さっそく店に入る。
バクテーというのは、マレーシアやシンガポールでよく食べられるスープ料理だ。漢方エキスを溶かし込んだスープで骨付き豚肉などをじっくり煮込んだもの。イメージ的には韓国のサムゲタンあたりに近いものがある。
これが同店のバクテー。けっこういろいろな具が入っている。ちなみに器は韓国料理用の石鍋。
具は骨付き豚肉、豚の腸のスライス、揚げ、しいたけ、えのき、レタス、にんにんくなど。豚肉は骨からハラリとかんたんにはずれるやわらかさ。豚腸のスライスは食べやすいサイズにカットされ、プリプリで鮮度バツグン。
肝心のスープに漢方的な薬くささはなく、薄味ながらも深いコクがあってたいへんおいしい。クローブ、高麗ニンジンのようなものもスープに入っているのも、おもしろい。味の調整として添えられたえのきやレタスが入るのがめずらしいなと思ったが、後で調べたら、えのきが入るのは本場でもありで、若干高級感が出るということらしい(マレー在住の方のご意見を伺いところだ)。レタスは白菜など葉菜の代わりか?
店内で食べていると、マレー出身の人々もやってくる。その人たちは皆バクテーをオーダーしていた。人気があるらしい(ほかに、ココナッツのきいたマレー風チキンカレー、やはりマレー風のトンコツ煮込み、豚バラ煮込み、魚の激辛炒めなどがチョイスできる)。
店を出ると体はポカポカ、疲労が飛ぶような爽快感を感じた。どうも疲れ気味というとき、効果ありの一品である。