マサラ日記     previous«  »next

11月20日(日)

 遅い朝食に、昨夜の鍋のスープ(豚やえのき、豆腐、うどんといった具も入っている)に生米を入れて、おかゆか和風リゾットめいたものをつくって食べる。前夜の鍋が昆布だしではなく、かつおであることがいい方向に作用している感じ。昆布だしではなく、かつおだしのスープでつくる鍋もなかなかいいものだ。

 毎週日曜の恒例、TBSの「サンデー・ジャポン」を見てから、吉祥寺に出かける。帰り際に、三越に入っているルピシアで買った「ダルマ(マンゴーとピンクペパー入りの紅茶)」、さらには三越近くの「京右近」で買った豆大福、くるみ餅
を家で味わったら、いずれもが予想以上においしくて大満足。

 吉祥寺から徒歩で西荻窪に帰る途中、「泰黒堂」というタイ料理店に初めて入り、遅いランチ(午後2時50分に入店)。「豚と野菜の豆腐あんかけ」と「イカのバジル炒め」に、それぞれ目玉焼きのせタイのジャスミンライスを添えたランチメニューをカミさんと食べたが、これまたおいしく満足。変わったメニューも多いようだし、また訪れたい店が増えた。


 帰宅後、前述のようにお茶と和菓子を食べつつ、またまたWOWOWで映画「スクール・オブ・ロック」を観てしまう。ここ2ヶ月ぐらいで3回ほど観ているはずだが、まったく飽きないのがスゴい。「ブルース・ブラザース」など同様、続編を製作してほしい作品である。

 テレビを観ていて気づいた音楽ネタをひとつ。
 I PODのテレビCMでU2が出ているが、あの映像を観ていると、つくづくいいバンドだと再認識してしまう。ギターのジ・エッジがギターを弾かず、エレピを担当しているのだが、ボーカル、エレピ、ベース、ドラムスという変則パターンで、よくあれだけのグルーヴ感を出せるものだと感心しているわけだ。ギターがなくても、ギターがあるのと同じに聴かせるのは、凡庸な音楽家には到底できないことなのである。ベース抜きのドアーズ、そしてツェッペリンも同様にときどきベース抜きで演奏して鳥肌モノの音楽を創っていたが、ギター抜きのU2もまたスゴい。

 私流に考えれば、たまねぎ抜きでおいしいチキンカレーをつくるような快感が、そこにはある(パキスタン起源の「チキン・カラヒ」や、北インドの「バター・チキン」をうまく仕上げたときというべきか)。
 
(日記を書いているときのBGM:ローリング・ストーンズの最新作「BIGGER BANG」。これまた飽きない名作である)