マサラ日記     previous«  »next

11月15日(火)

 東京は寒い。一挙に冬到来みたいな感じで朝からウンザリだ。すかさずストーブの世話になってしまう。

 インド製ブルックボンドの「TAJ MAHAL」ティを買ったので(大久保のフジストアにて)、チャイではなく、何も入れないブラックティにして飲む。これがけっこうおいしい。しかも複数回入れても味が落ちにくいので、ガブガブ飲むのにも適している。もちろんチャイもオーケー。使い勝手のいい茶葉の代表みたいなものだ。

 私主宰の料理講習では、毎回恒例でチャイをつくる。この前の日曜もそう。それを味わった参加者の方から「おいしいチャイのいれ方を教えて」とご質問があった。

 私の場合、おいしくチャイをつくるポイントとして、以下のようなやり方をお薦めしている。
・ミルクたっぷりで、お湯は極力少なめに。
・茶葉も少なめ。ただし牛乳を入れる前、最低2〜3分は茶葉だけで煮立てる。
・茶葉はダージリン系の細長いタイプはダメ。アッサムなどの丸っこいもの、しかも安価なやつを使う。
・加えるスパイスはしょうがのスライスとグリーン・カルダモンのホールがおすすめ。シナモン・スティックやクローブは使わなくともいい。
・火加減は強火が基本。

 逆に、失敗しやすいのは、いわゆる「牛乳とお湯、同割り」のチャイ。これをおいしくつくるには、それなりのコツが必要だ。ミルクたっぷりの方がかんたんにおいしくできると思う。

 チャイはやっぱり素焼きのチャイカップでいただくのが一番だろう。最近めっきり、そんな素焼きチャイに出会うことがなくなったのはさびしいものだ。