マサラ日記     previous«  »next

11月8日(火)

 クイーンの曲をテーマにした「WE WILL ROCK YOU」というミュージカルが盛況だったが、今度はザ・フーの「トミーTOMMY」をステージミュージカルにして日本で公演するらしい。

 70年代初期につくられた映画版「トミー」の印象が強烈だったことと(エルトン・ジョンの「ピンボールの魔術師」、ティナ・ターナーの「アシッド・クイーン」、エリック・クラプトンの「エセ新興宗教の司教」など奇怪なキャラと名曲が満載)、ザ・フーが日本では決定的にメジャーでないため、クイーンのときほど盛り上がるか疑問だ。
 もっとも、本場のブロードウェイミュージカルの日本上陸という点に重きを置いてプロモーションしているようなので、はなからコアなロックファンは動員上の眼中にはないようだ。ロックをわからん人があの作品を見ても、おもしろくないと思う。

 朝から、前夜に食べたカミさんの手づくりタイ風グリーンカレーをご飯にかけて、ガンガン食べる。具はチキン、きのこ、タケノコ、ピーマン。ココナッツがきいているが、あっさりめのテイストでうまい。

 昼もまた、タイ料理。焼きビーフンでタイの国民食的な「パッタイ」とココナッツベースのスープ麺(これも麺はビーフン)、サラダとココナッツ・タピオカのデザートのセット。パッタイにレモンをキュと搾り、生のもやしを和え込むとおいしい。こういうフレッシュな演出のある料理はうれしいものだ。

 タンドゥーリ・チキンやシーク・カバブ、フィッシュ・ティッカといったタンドゥール料理には本場ならばライム、日本にはレモンが必須。こいつらをキュッと搾るか搾らないで、風味に雲泥の差が出るのだ。良心的なインド料理店ならばタンドゥール料理を頼めば、レモンのくし切りが付いてくるのが当然である。

 夜、豚と水菜で常夜鍋風の一品を食べ、仕上げにラーメンを入れる。鍋の締めといえば、雑炊やうどんのほか、ラーメンもイケる。さっとラーメンをゆでて、食べかけの鍋に入れる感じが、博多ラーメンの替え玉っぽくて好きだ。みなさんもぜひお試しを。