マサラ日記     previous«  »next

11月7日(月)

 朝から、プラオタイプの炊き込みご飯(1.5合の米にクミン・シード小さじ1/2、クローブ3粒、ベイリーフ2枚、塩小さじ1/4強、ギーかバター大さじ1を加え、ふつうの米のように炊けばオーケー)を仕込み、前夜のほうれんそうとチキンのカレーをかけて食べる。まさに北インドやパキスタンのテイストである。ナーンにも合うカレーだが、こういうちょっとコッテリしたライスメニューにもよく似合う。

 こういう食事をすると、その後なかなか食欲がわかない。ランチタイムになり12時、1時と時計は廻るが、どんなメニューを考えても、食指が動かない。で、結局、ぶらりと通りかかったトルコ料理店に入ってみた。

 トルコ料理は好きだ。15年ほど前にイスタンブールだけ訪れたことがあるが、食事はどれもおいしかった。

 ミント風味のトマトスープ、エキメッキと呼ばれるトルコのパン、サラダとともに供されたのはキャベツとチキンの煮込み。トルコのいろいろ惣菜てんこ盛り食堂「ロカンタ」で出されそうな惣菜である。その後、デザートにチャイという内容で840円。もっと空腹だとやや物足りない量だろうが、今日はちょうどいい感じ。
 料理もいいが、店内の雰囲気がむこうぽくって落ち着く。いい感じの店だった。次回はケバブでも食べに行こうか。
 
 ぜんぜん関係ないが、土曜日「キューピー3分クッキング」を見ていたら、ペッパーミルを白いソースのようなものの入ったボールの中にドボンと落としつつ、そのまま番組を進行していた。ついでに最後、各材料名を紹介するとき、めずらしくコリアンダー・パウダーを使用していたのを「コリアン・パウダー」といっていた(ような気がする)。あんな料理番組ははじめてだ。たとえば、「エンタの神様」の芸者の姿をして「チキショー」と叫ぶつまらない芸人などとは、比べものにならないおもしろさだった。