マサラ日記     previous«  »next

11月6日(日)

 ブランチにパスタ。すぐできるトマトソース(ホールトマト缶ににんにく、ベイリーフ、たかのつめ、塩、こしょう、オリーブオイルを加えて煮つめたもの。仕上げに生バジルを足すとよりおいしい)でパッパッパッとつくったが、なかなかおいしかった。

 その後、髪を切った後、セブン・イレブンで買った肉まんと叉焼まんを食べてみる。叉焼まんの具がジューシー、しかもあぶった香りが出ていて予想以上の出来映え。さすが業界トップのセブン・イレブン、そして新宿中村屋である。

 午後になって、東京は雨。しかも寒い(髪を切ると余計にこたえる)。そんなこともあって、家ですごす。

 今日の夕食はひさびさのインド料理。
 これは、えびの炒めもの、「プローン・チリ(チリ・プローン)」。いわゆるスターター(前菜)としてつくってみた(じつはこれをつくって食べる前に、昨日買っておいた餃子がまだ10ケあったので、焼いてビールの肴にしたのだった)。かんたんなわりにおいしくできあがるので、便利なアイテムだ。来週の料理講習でも披露する予定の1品でもある。

 写真では色味がよくわからないかもしれないが、鶏手羽先とほうれんそうのカレーだ。ほうれんそうはミキサーは使わず、包丁で細かく刻み、手羽先とともにじっくり煮込んである。トマトは使わず、フライドオニオンとヨーグルト、さらにはラホール製のカスリ・メティ(フェヌグリークの葉を乾燥させたドライハーブ)などで味を決めたら、かなり強烈なムスリムテイストの一品となった。少なくとも、南インドにはありえない風味である。
 我が家の近くにあるインド料理屋(やっているのはバングラの人)からアツアツのナーンとガーリックナーンをテイクアウトして、いっしょに食べた。ナーンを外から買うのはインドのムスリム家庭みたいなやり方であり、こういうことができるのはうれしいことだ。

 いささか食べすぎたが、これもまたインドっぽくていい。ようやく体調も上向きだ。

(日記を書いているときのBGM:南インドの古典音楽、カルナータカ音楽を代表する、そして私がもっとも好きなボーカリスト、GN.BALASUBRAMANIAMのインド製カセット。いつ聴いても、その素晴らしさにシビレまくる)