マサラ日記     previous«  »next

10月28日(金)

 夜の8時からカイロプラクティック。毎回、いろいろと自分の体について気づかされるのがいい。忙しい毎日の中で、貴重なチューンナップの時間だ。

 カイロが終わってから、夕食に、カミさんが買ってきた「ジンギスカン用ラム」を、あえて何の味つけもせず、たまねぎ、青唐辛子といっしょに炒め、ゆずこしょうをつけて食べる。

 この「ジンギスカン用」というのは、薄っぺらな結着型ロールラムのスライスではなく、ラムのうちモモ肉を厚切りに手切りにしたもの。くさみも少なく、食べ応えも十分なやつだ。

 私の場合、ふつうはこれをスパイス類で味つけして焼くのだが、あえて肉の味を楽しみたかったので、シンプルに調理してみたというわけ。

 去年の今ごろから、ダイエット効果があるということで人気沸騰のラムやマトンだが、もともとは秋から冬の時期に食べると体を温め、体調をよくしてくれる食材のひとつである。寒いカシミールや中国北京から東北部地方、モンゴルなどで羊料理が発達しているのも偶然ではないのだ。

 この日も焼いたラムを食べると、ビールもいっしょだったのに関わらず、体がホットになった。青唐辛子やゆずこしょうのおかげもあるが、ラムで体が温まったのもまた事実だろう。

 ゆずこしょうはラムにも合う。使うときのコツは、素材にあまり塩をつけないこと。ゆずこしょう自体が塩味たっぷりだからだ。

(日記を書いているときのBGM:山根麻以さんの『ふつうの唄』)