マサラ日記     previous«  »next

10月17日(月)

 風邪をひいたらしい。ここ二日ほど、朝起きるとのどが痛い。みなさんも天気と気温が不安定なこの時期、ご注意を。

 私は知らなかったが、若い女性むけのバッグやシャツの人気ブランドで「ガルシアマルケス」というのがあるらしい。今日、中央線の車内でそのブランドネームのついた、妙に派手なバッグを持っている女性がいた。

 『百年の孤独』のあの作家の名前をブランド名にするとは大胆不敵だ。

 「ミシマユキオ」とか「ムラカミハルキ」というネーミングにするのと同じノリ? そう考えると、何かビミョーな感じがする。

 ブルータスの最新号が「旅を連想させる、そして旅に持って行きたい本」みたいなものの特集。本屋でパラパラめくったら、なかなかおもしろそうだった。

 ありきたりだろうが、尊敬する金子光晴氏の各作品をアジアの旅に携えると、かなりなごめる。あと、個人的によく海外に携帯して繰り返し読むのが、やはり尊敬する開高健氏の諸作品。最高なのは、やっぱり『夏の闇』。

 インドに、ブリア・サヴァランの『美味礼讃(上)(下)』岩波文庫全二巻を持って行き、夜行列車の車内などで読んだことがある。予想通り、どうもしっくりこなかった。

(日記を書いているときのBGM:Jガイルス・バンドのライブ盤『BLOW YOUR FACE OUT』)