マサラ日記     previous«  »next

10月16日(日)

 午前中、小雨の中、家の近くのカイロプラクティックへ。これで2回目。
 足やら腰やらの痛みと、整形外科の病院で「軽度の椎間板ヘルニア」といわれたこととの関係を問い直すために通いはじめたのだが、結果的には、西洋医学的な治療よりカイロの方がぜんぜんよく効いている。治療にプラスして、自分の体や精神に対しての気づきの機会としても貴重な感じだ。しばらくまじめに通ってみようと思う。

 井草八幡神社のフリーマーケットに行こうと思っていたが、この天気では無理だろう。
 ということで、家で日がな一日すごす。
 
 昼飯に、オイスターソースとナムプラー味の焼きそばをつくる。食べるときに、家にあった中国製造のリキンキのラー油をかけたら、うまい。市販されているふつうのラー油と違い、にんにくもきいていて、インドのガーリック・チリ・チャトニのような風味がする。きっとインド人も好きだろう。

 夜、南インドの菜食をつくる。
 これは南インドを代表する菜食カレーのひとつ、サンバル。野菜類と、トゥール・ダールと呼ばれる挽き割り豆を、スパイスやタマリンドなどで煮込む。ご飯にかけるほか、ドーサやイドゥリ、ワダといったスナック類(ティファンと総称される)の「たれ」としても必須。いわば、ときに南インドのみそ汁であり、またしょうゆみたいな役割をも果たす点で、日本人のカレー観とはやや趣を異にする一品である。この日はなすをフィーチュアしてみた。

 こちらは、じゃがいもとなすのスパイス炒め。いわゆる、ポリヤルといわれる南インドの汁なしカレーだ。北インドの「サブジ」にもよく登場する素材の組み合わせだが、スパイス使いが違うので、自然と味わいも異なってくる。レシピにもいろいろなバリエーションがあるが、本日はサンバル用のミックススパイス(ガラム・マサラみたいな役割だ)をふりかけて仕上げてみた。

 これら2品のカレーに、タイの香り米、ヨーグルトをつけた。満腹しても、胃にやさしい。気の夜長、南インドの菜食はいいものだ。

(日記を書いているときのBGM:ローリング・ストーンズ『山羊の頭のスープ』)