マサラ日記     previous«  »next

10月14日(金)

 木曜日の昼、「八宝菜」の定食を、水餃子などで有名な新宿の「東順永」で食べる。
 白菜や肉の入った通常バージョンとはぜんぜん異なる仕上がり。瀋陽出身のご主人によれば、「シーフードを中心に彩りの野菜を入れるのが本式であり、白菜入りのは本場のスタイルではない」とのこと。以前、私が中国に行ったときもそんな八宝菜を食べ、そんな説明を受けた覚えがある。小柱、えび、いか、別に味をしみこませたしいたけ、フクロタケ、マッシュルーム、慈姑、たけのこなど、多彩な味のハーモニーはかなりのスグレモノ。

 夜、カミさんとよこたゆうわさんがやっているインド古典舞踊ユニット「BCTG」が、ホテル・ニューオータニで開催された「INCREDIBLE INDIA」というインド政府観光局主催のイベントで踊るため、マネージャーとして会場へ。

 インドから観光大臣もやってきて、イベントは無事終了。その後、自分たちの打ち上げで西荻窪の沖縄料理店「赤い鼻」へ。
 イカスミ沖縄焼きそば。うまいです。

 スクガラス豆腐。食べかけのものを写真にしてしまった。

 ほかにもいろいろ飲み食いして、午前3時すぎになって帰宅〜就寝。


 金曜日。当然、眠い。が、仕事の合間に銀座の老舗インド料理店アショカ(1968年開業の日本で三番目に古いインド料理店)で「ドーサ・ランチ」(1260円。チャイつき)。
 ドーサは、ウラド・ダールと米をドロドロのペーストに挽いてから、ちょっと酸っぱくなるまで一晩発酵させ、それを分厚い鉄板で薄くクレープのように焼き上げる南インドの軽食。本日のは、ポテトの香味炒めを包み込んだ「マサラ・ドーサ」。さらにドーナツのようなスナック「ワダ」(ウラド・ダールを挽いて揚げた軽食)がふたつ。タレ代わりのカレーとして左に「サンバル」、右には白い「ココナッツ・チャトニ」。本場をほうふつさせるおいしさで、満足した。

 この日も、いろいろ用足ししてしまい、結局寝たのが午前3時。やはり眠いのであった。