マサラ日記     previous«  »next

9月28日(水)

 街を歩いていると「フリーペーパー」をよく配っているのにぶち当たる。リクルートの「ホットペッパー」が代表だ。活用することはめったにないし、ゴミになるだけなので、めったに手にしない。ところが、たまたま今日もらったマイナーなフリーペーパーにスゴい店があった、「韓流ヨガ」のスクールである。

「韓流」で、しかも本来インド流のはずの「ヨガ」である。文章を読み、写真を見ても、どこが韓流なのかサッパリわからない。誌面では「今話題の」と謳っているが、たぶん話題ではないと思う。とにかく、浅薄で末期的な事業だなと感じた。

 そもそも、今ブームのヨガにしても、もっとも肝心なスピリットの面が置き去りにされた感が大きいのはぬぐえない。まして、それがわけのわからぬ韓流などとくっついたら、どんないい加減なものになるか知れたものではない。

 インドのヨガ(ヨーガ)といえば、菜食の食事がつきものだが、そういったことの必要性まできちんと説いたヨガ教室はどのくらいあるのだろう。せっかくインド発のすぐれた文化を伝播実践するのだったら、指導者・受講者双方とも、エクササイズだけではなく、インド菜食の素晴らしさにもきっちりと着目していただきたい。

 実際に日本で菜食を実践するには、たいていの場合、かなりの無理がある。しかし、菜食のメカニズムやその効用、そして何より菜食のおいしさを知っていて損はないだろう。

 都内では、地道にベジタリアン・レストランが増殖している。このサイトを見ると、そうした状況がよくわかって便利だ。
 厳格な菜食はダメでも、1食でも肉や魚介、卵あたりまで抜いた食事をすると、心身ともスッキリした快感が味わえる。たまには、みなさんもお試しいただきたい。