マサラ日記     previous«  »next

9月27日(火)

 このところテレビを見ていると、杉村太蔵という26才の「タナボタ」衆議院議員のあきれた言動がよく報道されている。今度はわざわざ自分の愚かさを記者会見で懺悔したようだが、恥の上塗りであるし、やっぱり頭のわるい人間だなと思った。

 26歳にしては幼稚だし、勉強もしていない。歯科医の息子らしいが、たいした苦労もせず、またたいして考えもせず生きてきたにおいがテレビを通してもプンプン伝わってくる。

 彼のブログを見たが、内容・表現ともやはり悲惨だった。あきれるというか、笑える代物である。

 彼のケースは突出しているが、それにしても、今度の選挙では「庶民派感覚」とか「生活者の視点」とかいいながら、そんなもの皆無の連中がいつもに増してバンバン当選している。ついでに、公判中のオッサンも、私の大嫌いな松山千春の歌に乗って当選だ。

 結果的にそういう連中を選んでしまったわれわれ選挙民も、反省すべきだろう。もっとも、反省する前に増税やらでいきなりしっぺ返しされそうだが。

 「小泉チルドレン」というコピーはダサいと思う。幼稚な発想と非力さ加減をそのまま体現している点では「子どもたち」で正解かもしれないが。

 田中康夫が自分の党を「新党日本」としたのは意外だった。日本語感覚としてはダサダサだと思う。文章家であれば、もっと気の利いたネーミングを考えると思うのだが。覚えやすく、投票用紙に書きやすい名前にしたのだろうか。

 ブッシュが再選されたとき「アメリカってアホだなあ」と思ったが、今度の選挙についていえば、日本人もアホな気がする。