マサラ日記     previous«  »next

9月24日(土)

 前日からかつおぶしと豚肉でとったダシを使って、朝から、沖縄そばをつくって食べる。具もこれまた前日につくったソーキの煮たやつと沖縄かまぼことあちら流。ただし、紅しょうがは入れない。なかなかいい味わいに仕上がり、満足。

 雨が降ってうっとおしい天気だが、「インド通信」の発送作業に出かける。バラナシ出身で早稲田大学に留学中の方などもおいでになり、現地ならではの話題や日印文化やライフスタイルの比較で盛り上がる。作業後のミニ懇親会で、インドにいるときは料理をしなかったという彼が一生懸命つくった日本米のビリヤニをいただいたが、香りがよく美味だった。ちなみに、私は、手羽先のスープ状カレーを差し入れした。

 ご存知の方も多いだろうが、インド通信は、歴史ある日本随一の南アジア愛好者のコミュニティ・ペーパーである。年間2000円で会員になると、毎月読める。インド関連のエッセイから(私も不定期で音楽ネタの原稿を書いている。最新号は「ニティン・ソーニー」について)、インド関連の国内外イベントや新刊情報等まで、幅広い内容を誇る。日本にいてインドの風に吹かれたい方は定期購読するといいだろう。

 帰宅して「チューボーですよ」を観たら、タイのグリーンカレーで、腹の減る内容だった。ただ、「街の巨匠」のうち、1店は以前行って、かなり疑問の残る料理を出してきたので、その点では興味半減。

 TBS系の料理番組では、その昔、芳村真理が司会していた「料理天国」が秀逸だった。毎回のテーマ設定が新鮮だったし、料理の説明もていねい。私の師匠も複数回登場し、えらく気合の入った料理をつくったり、ルマリ・ローティ(生地をビッツァのように空中に放り投げ、ハンカチのように薄くしてから、中華鍋をひっくりかえしたような鉄板で焼き上げるイスラーム風のパン)の実演をしていた。

 ちなみに、料理天国、チューボーですよとも、メインスポンサーはサントリー。企業イメージづくりがうまいなと思う。