8月20日(土)
朝・昼兼用で、サーモン丼(クイーンズ伊勢丹のデリ)。予想以上においしかった。
夕食は南インドのフィッシュカレーにインディカ米のライス。ココナッツミルクとタマリンドが入っているが、今回はややココナッツ多めのケララ風。
魚は気仙沼の「モウカザメ」。サメを使ったカレーは南インドやゴアに多いことへの敬意を表した。サメやエイにつきものとされるアンモニア臭によるくさみはいっさいなく、肉厚で脂ものって食べやすい。
スターターのホール・スパイスにはマスタード・シードではなく、フェネル・シードを使ってさわやかに(フェネル・シードはブイヤベースにも使われることがある。インド料理のみならず、フレンチでも魚に合うハーブとして有名なのだ)。
南インドのカレーでは、最初にマスタード・シードを入れるパターンとフェネル・シードを入れる方法のふたつに大別される。
フェネル・シードを使うのは「チキン・チェティナッド」などのチキン料理や今回のフィッシュカレーのように、ノンベジの場合が多い。クルマと呼ばれる、北インドやパキスタンのコルマに相当するマイルドなカレーをつくるときも、フェネルを入れるとおいしい(これらの料理でマスタード・シードを使用する人もいる)。
カレーの前に鶴岡産のだだちゃ豆をビールで。同じ枝豆でも、やっぱりだだちゃ豆は格別の味わい。バスマティライスに香りが似ているのも個人的にはうれしい。
インドには枝豆がないが、日本にきたインド人には枝豆好きになる方が多い。世界に誇る日本の味のひとつだな。