マサラ日記     previous«  »next

8月7日(日)

 午後、買いもののために吉祥寺に行ったら、すごい人の波。プチ渋谷という感じの混雑ぶりだ。

 以前は吉祥寺に行くと、駅ビル「ロンロン」の1階にある「フレッシュ・オオワダ」で、香菜をよく買っていた。今は西荻窪にいい香菜を売る八百屋を知っているから前ほどは利用しなくなったが、それでも、日曜日などで西荻窪の店が休みのときはこの店が威力を発揮する。

 プロユースの品揃えで(価格は卸価格ではなく、小売用としても全体にやや高め)、青唐辛子、黄ニラ、へちま、冬瓜、アロエ、アーティチョーク、トレビスなどもふつうに売られているから、中央線沿線にお住まいで凝ったものをつくりたい方、覚えておいて損はない。
 本日も香菜を2束買った(ひとつ200円で、一般の方にちょうど使いやすい量でもある)。

 ほかには「ロフト」でBRITAの浄水器に使うフィルターなども購入。BRITAは手軽で使いやすく、なかなか気に入っている。この猛暑ではインド人並みに水をガブ飲みすることも少なくないし、おいしい水は重要だ。

 吉祥寺から帰るとドッと疲れが出た。
 夕食はサンバルにラッサムという南インドの菜食カレーの二大巨頭にインディカ米。そしてビールの肴も兼ねて、昨日買った鶏レバーを「チキン・レバー・フライ」に。
 フライといっても、炒めもの。拙著にも掲載しているが、この日は少し違うレシピで仕上げた。グレービーのある「レバー・カレー」か「レバー・マサラ」にしようかなとも一瞬思ったが、こちらの方がかんたんで、味も決めやすい。

 レバーをビールで流し込んだ後、現地の安食堂風なテイストのサンバルとラッサムで大メシをたいらげた。

 つくづく思うが、猛暑の時期、私にとっていちばん体にフィットする料理はサンバルやラッサムといった南インドの菜食である。胃にもやさしく、食後、体がクールダウンするのがよくわかる。つくっている時間があれば、毎日、そんなものでいいくらいだ。

 先日買った「酒とつまみ」最新号をあっさり読破。決してためにはならないが、バツグンにおもしろい記事のオンパレードで、よかった。