マサラ日記     previous«  »next

7月30日(土)

 朝から、シマダヤの手もみ麺冷やし中華を2玉食べる。今年の夏は「冷やし中華の夏」である。

 いろいろ調べたが、やはり冷やし中華はラーメンと同じく「日本流中華」らしい。要するに和食である。日本のカレーみたいなものだ。日本食であれば、日本人なりの自由な発想で料理を楽しめばいい。気楽につくれるわけである。
 今朝の冷やしは、きゅうりたっぷり。タレにはラー油をきかせてみた。ビールが欲しくなったが、がまんである。

 午後、新大久保のフジストアに米やらスパイス類を買い出し。この店、ミャンマーの人がやっているわりに、インド人のお客様がやたらと多い。この日もヒンディ語とタミル語が飛び交っていた。
 この後、すぐ近くでケララ出身のムスリム人がやっているという「ローズファミリーストア」で買いもの。ここはおいしいマトンが手に入るので、重要な店である(知己のインド人料理人たちにも、プライベートでここでマトンを買う人が多い)。

 で、ケララのイスラムに敬意を表して、南インドのムスリム風マトンカレーをつくってみた。
 たまねぎはフライドオニオンにはせず、いい色に炒め、そこにココナッツとヨーグルト、香菜、青唐辛子のペーストを入れ、マトンを煮込む。トマトは使わなかった。
 北インドのマトンカレーとは異なる味わい。自分でいうのも何だが、バツグンにおいしい。インディカのごはんで食べたが、ケララのパロータ(精白した小麦でつくるクロワッサンのような生地のパン)やプーリ(全粒粉のまあるい揚げパン)でもイケただろう。